龍勢 別格品

芯だけで描く、米の輪郭

削ることで残るのは、米が本来もつ中心のわずかな質感。その芯を、生酛と無添加の設計で静かに引き出し、味わいを“面”ではなく“線”として感じられるよう整えたシリーズです。余分をそぎ、輪郭を澄ませることで、やわらかな香りと、すっと伸びる後口が素直に立ち上がります。
搾ったあとも、酒は静かに表情を変えていきます。冷やせば凛とし、温度が上がればしなやかに。開けた日と数日後で、線の細さや太さがそっと移ろうこともある。一本の中に宿る、その繊細な変化をご体験ください。