夜の帝王

呑むなら笑って。遊ぶなら本気で。

1982年、焼酎全盛の時代に「どうせやるなら突き抜けよう」と五代目が名付けた一本。昭和の香りを残すラベルの奥にあるのは、真面目にふざけたという精神です。ちょっとワルそうで、飲めば意外にやさしい——覚えやすい名と、肩の力の抜けたおいしさで愛されてきました。
口あたりはまろやか、後味はほどよくキレる。立ち飲みの笑い声にも、昭和歌謡のBGMにも、仲間との他愛ない話にもよく似合う“くだらなさの美学”。40年を超えてなお、気楽でいて誠実。手は抜かず、気取りすぎない、大人の本気の遊びから生まれた龍勢のもう一つの顔です。